『 華のスミカ 』


「 国は無茶苦茶になったんだよ、アヘンを持ち込まれてから。8カ国にだぜ 」



日本で生まれ育った、華僑3世の監督の父。

一度も中国に帰ったことはなく、息子である監督が15歳になるまで自分が中国人だとは、伝えていなかったそうです。


そんな父が語る「国」とは、中国のこと。



華僑3世の父、父の中華学校時代の友人、父の恩師、2世である祖父の妹と認知症の祖母、かつて曽祖母に呼び寄せられ一時期日本で働いた中国の親戚、横浜中華街の関係者。一番近い肉親から次第に広がっていく「華」の繋がりと、それぞれの思いが、中国語が話せない、自身のルーツが中国にもあるとも知らなかった華僑4世の監督に話しかける形で自然に映像に残されています。


日本の事なのに、しかも中国語を勉強しているのに何も知らないと思いました。

何度も見返したいドキュメンタリーです。


中国語感

中国語の、翻訳通訳をしています。 中国語の単語や文章から 日本語とは明らかに違う、中国語感覚 <中国語感>を探っていこうと思います。

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