集合体恐怖症



密集物体恐惧症:
mì jí wùtǐ kǒng jù zhèng


これが集合恐怖症の対象になるかどうか分からないのですが

ドクダミの根っこと闘っています。


ここ2年ほど、全く手入れをしていなかったため

夏にはドクダミ畑となっていた小さなスペース。年末に業者さんに

刈ってはもらったものの、「ドクダミって確か根っこが残ってるとまた生えてくるんだよな…」と嫌なことを思い出しました。


気になりだすと、落ち着きません。

雨の降った次の日、土が柔らかくなったところを見計らい

ちょっと掘ってみることにしました。


うわ…。


2-3センチ掘っただけで、生々し…みずみずしい、

立派な豆もやしほどの太さもある地下茎網が姿を現してきました。

こっちを抜いているとまた別の根っこがそのすぐ下から現れ

それをまた抜く。途中でプチッとちぎれ、残る地下茎。

まさに縦横無尽に網状に重なり合い、1メートル四方ほどのスペースを

覆い尽くしています。


冬枯れた庭木に囲まれ、たたずむ自分の足元ほんの数センチ下に、

生命力に溢れ、数ミクロンづつ、しかし確実にじわじわと蠢いている網状の根っこ。

あ、鳥肌が…。想像力を働かせすぎると恐怖です。

その日は取り憑かれたように夢中で1時間ほどドクダミと格闘しました。


さて、中国ではドクダミを食べる地方もあるそうです。


鱼腥草 yú xīng cǎo:
魚の臭みのある草
→ドクダミ


なるほど、確かに。臭みが特徴ですもんね。

検索してみると、処理(調理)前や、処理後の写真がたくさん出てきます。

乾燥させた漢方薬的なものだけでなく、フレッシュなものも。


見覚えのある、アレもありました。


               ↓   食材の鱼腥草(根の部分)

                                                       


500グラムで10元、200円しないくらい。


葉っぱはサラダ感覚で、根っこは炒め物などにするとありました。

根っこ、しゃりしゃりしているんでしょうか?

食べ応えはあるかもしれません。


食材として向き合ってみたら、この鳥肌はおさまるだろうか

と一生懸命視点を変えようとしましたが

今のところは、まだ出来ていません。

中国語感

中国語の、翻訳通訳をしています。 中国語の単語や文章から 日本語とは明らかに違う、中国語感覚 <中国語感>を探っていこうと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000